高齢者の栄養 お肉 2017-07-11 12:45:02
マメ知識
介護予防運動指導員という資格があります。
その名の通り、高齢者が介護の必要な状態にならないよう、
生活の指導や、運動の指導をする人の資格です。
勉強した中で、
高齢者の栄養についての話があります。
高齢者になってくると、
基本的にやせた体型になる方が多いです。
食事の質が変わり、
あまり肉、魚を食べなくなり、
野菜などを多く摂るというのも理由のひとつでしょう。
加齢とともに、油ものが食べにくくなるのは、
実感のある方は多いのではないでしょうか。
高齢者のやせの理由には、
じつは、タンパク質の栄養失調が原因のこともあります。
これは、肉や魚を食べる機会が減ってくることで、
血中アルブミンという、
タンパク質を作るのに必要な体の成分が不足して、
筋肉量が落ちてくるのです。
ひとつの目安は、血中アルブミン値が4.1以下であれば、
タンパク質の栄養失調、と言えるでしょう。
でも、お肉は食べられないし・・・という方は、
お魚を食べてください。
そして食べ方にもよい食べ方があり、
お肉ならば、牛、牛、牛・・・と単一のものを食べ続けるのではなく
牛→鳥→豚→牛・・・のように、
ローテーションで食べることで、それぞれの肉に含まれるビタミンなども、
バランスよく摂取することができます。
お魚であれば、
赤みのもの、白身のもの、青魚、など、
種類を変えて食べられるとよいでしょう。
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