学びを排除する 2019-07-19 13:12:32
院長雑記
学びを排除すること
先日勉強会にて、恩師の先生を話をしていて、
ハッとしたことがありました。
それは、
「永田くんのやっていることはすごいと思うけど、
患者さんが病気しないことで、病気になる学びを排除しているよね」と。
一緒に良くしていきましょう、とか、
こうしていけば良くなります。頑張りましょうとか
治っていく過程での、
セラピスト、治療家の作る関係性があって
それらも患者さん、治療家にとっての学びがあります。
重症になった人ほど学びが深い傾向が強く、
よく言われるのは
「二度とあんなことになりたくない」という言葉です。
そのために、定期的にメンテナンスする重要性に気づき、
生活を見直し、意識する、ということが身に付きます。
脳やエネルギー体にアプローチできるようになってしまうと、
相手が痛み、病原を自覚することなく、
それらを排除してしまうことが可能になります。
患者さんとその話をしてみたら、
「今ってなんでも危ないから!でやらせなくなるよね
それと共通することがあるよね」と。
幼児くらいまでに、ストーブやアイロンを触り、
「熱い!」と実感することで、二度と触らないようになりますが、
他人が「危ないから触っちゃダメ!」というだけだと、
実感に乏しいのではないかと。
公園でも、危険と言われる遊具はどんどん排除され、
砂場遊びに使う砂も、
抗菌性の強いものなどが使われるようになっています。
予防、予防、の意識は大事ではありますが、
どろんこ遊びして雑菌から熱が出るとか、
虫に刺されてぱんぱんに腫れる体験をするとか
蛇に噛まれて救急搬送とか(ちょっと行きすぎだけどw)
痛みを知る、大事さを知る、という点でみると、
機会を奪ってしまっていることがあるかもしれませんね。
ゲーム感覚で治療していることが多いので、
病気との向き合い方の、一考になりました。
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