鍼灸(ハリ/お灸)に関してよくある質問

Q1.鍼は痛くありませんか?
てのひらや足の裏など、敏感なところは痛みが出やすいですが、基本的にてのひら、足の裏に刺すことはありません。
それ以外の場所ですと、刺さったの?というくらいで、全く痛みを感じないことも多いです。

針と聞くと、注射の針をイメージされる方が多いのですが、注射の針は中に液体が通るために針が太く、切り込みが尖っています。
皮膚や組織に傷をつけますので、痛みは感じやすいです。

鍼灸で使う鍼は、先がまるく、髪の毛よりも細い鍼で、皮膚の間をもぐりこむ、という刺さり方ですので、ほとんど痛みを感じることがありません。
鍼は太いほうが痛みを感じやすくなりますが、当院の治療方針としては、あまり太い鍼は使いませんので、痛みはほとんど感じないと思います。

個人的な感想では、すごく痛いときでも、注射針の痛みの3〜5分の1程度の痛みだと思います。
Q2.鍼が神経に刺さると痛いですか?
神経に刺さった、触れた場合は、痺れるような電気様刺激が起こることが多いようです。
細心の注意を払って施術いたしますが、痛みの不安などは、遠慮なくお尋ねください。
Q3.どれくらい通院すればいいですか?
症状によりますが、急性期といって、なるべく繰り返したほうがよい場合は、1週に1〜3回
移行期といって、症状が少し落ち着いてくるときは1〜2週に1回以上
症状が安定してきましたら、体のメンテナンスなどで、月〜2月に1回くらい利用いただくことをお勧めします。
Q4.痛いほうが鍼は効くのですか?
そのような科学的根拠は存じ上げませんが、ひびきと言って、ずーんとくる内部からの鈍痛のようなものを感じるときがあります。
その刺激がないと効いた気がしない、という方は一定数いらっしゃるようです。
Q5.鍼のヒビキとはなんですか?
鍼を皮膚に刺した時の痛みと違い、皮膚の奥に入っていくときに、ずーんという鈍い感じの痛みのことをひびきと言います。
ひびきは、わざと起こすこともできますが、基本的には、体の自然反応で起こることが多いです。
はりが怖いという方は、このひびきの感覚が怖い、という方もいらっしゃいますが、当院の治療方針的には、あまり深刺しはしませんので、起こらないとは断言できませんが、あまり起きません。
また、ひびきやすい箇所等は、あらかじめ教えてから刺激しますので、ご安心ください。
Q6.鍼の消毒は大丈夫ですか?
鍼はすべて使い捨ての鍼を使用しておりますのでご安心ください。
使用する鍼は、滅菌状態といって、一切菌がいない状態のものを使用しております。
Q7.金属アレルギーでも鍼をして大丈夫ですか?
長時間鍼をおいたりすると、反応がでることが多いようです。
触れるだけでもダメな方もいらっしゃいますが、鍼を使わない施術方法もたくさんありますので、ご安心ください。
Q8.治療後にお酒を飲んでもいいですか?飲んだ後に治療を受けてもいいですか?
治療後にお酒を飲むと、酔いが早くなることがあります。
飲んだ後に治療を受ける場合は、2時間程度あけていただくほうが良いと思います。
Q9.ゴルフ(運動)の前日に治療を受けたほうがいいですか?後のほうがいいですか?
ゴルフに限らず、スポーツの前後に治療を受けることは、体のメンテナンスとして大変よいと思います。
前日は特に問題ありませんが、スポーツ前、当日の朝などに鍼治療を受けると、血流が良くなりすぎて頭痛やめまいが起きたりするケースもあります。
スポーツ後に受けるのは、特に問題ないと思われます。
Q10.好転反応(瞑眩)ってなんですか?
鍼灸の治療後などに、一時的に発熱やめまい、のぼせなどが起こる場合があります。
これらの症状は、ほとんどが一時的なもので、体の眠っていた機能が刺激されたり、使っていなかった神経が刺激されたりすることで、体がびっくりして、起こる症状と考えています。

時間としては、30分〜2時間くらいで治まったり、寝たら治まる、ということがほとんどです。

症状が治まった後、以前よりも体の調子が良くなった。と感じられる人が多いようです。そのような症状が出た場合などに、不安があるようでしたら、遠慮なくお尋ねください。