院長からのメッセージ

愛知県稲沢市で誕生。
10歳の時に武豊に引っ越し、以降武豊在住。
高校卒業後、ITの専門学校に入学するも、就職が決まらず。
目標もなくだらだらと過ごしておりましたが、 様々なご縁があり、タイマッサージの勉強をするためにバンコクで生活しました。 帰国後、武豊はもとより半田市、知多地域全般、三河地方にて
整体・リラクゼーションの仕事を重ねましたが、
リーマンショック以降売り上げの壁に当たり、一度廃業を決意。

そのころ、祖母の認知症がはじまってしまいました。
自宅介護の生活がスタートし介護の役に立つと考え、介護職に従事するようになりました。
大変ではありましたが、尊敬できる年配の方の多さに励まされ、勇気づけられ、楽しむことができました。

一生介護の仕事で過ごすものと考えておりましたが、整体・マッサージなど、体についての勉強を、
もっとしっかりしておきたかった、という後悔の日々。

そんな後悔と向き合うきっかけとなったのが、あの、東日本大震災でした。内陸数キロ地点まで津波が押し寄せ、一瞬にして多くの人々が命を奪われました。

「どんな場所にいても、どんな立場でいても、人は生き方で決まる」

そう思ったとき「もし自分が同じ立場だったとしたら、最期の瞬間に残る後悔を減らしておきたい」という思いが強くなりました。

鍼灸には元々興味がありましたが、介護職をしているとき読んだ論文のひとつに「高齢者への鍼灸治療」というものがあり、入眠(寝つき)がよくなった、とか、尿漏れの回数が減った、とか、歩行がよくなった、とか、西洋医学のみのアプローチよりも、治療の結果、大きな変化現象を起こすことが、大変興味を引きました。

介護の仕事をしながら、名古屋の学校に通うという選択は、会社との話し合いの結果適わず、退職し、名古屋で仕事をし、学校に通うことになりました。

リラクゼーションサロンでの仕事に復帰し、結果、業界通して10年以上の経験を得ることができましたが、学校に通いながらの仕事は、鍼灸の理論を応用したり、様々な勉強会に参加したり、よき先生に出会えたりと、
以前よりも幅の広い勉強ができました。皆さま一人ひとりが抱える疲れや悩みなどに、以前よりも良い方法でお応えするための経験を積むことができました。

現在の日本における鍼灸治療の実情は、年配の方による利用がほとんどです。これは昭和初期ごろまでは、家庭や近所での鍼灸療法が一般的であったためであり、現代では、最近脚光を浴び始めた程度で、残念ながら、なじみが薄い治療法です。

鍼灸を利用されている方は、やはり効果の高さもあって利用される方が多いのですが、なかなか認知されていないのも事実。。。

高齢の方はもちろんのこと、仕事、育児、介護で疲れている現役世代の方にこそ、ご来院いただけたらと思います。きっとあなたの生活のいち部分となることでしょう。

ハリ(お灸)は怖くて‥というあなたも、鍼灸に代わる、整体手技やリラクゼーションの手技もあります。音楽や気功、石を用いた方法もございます。当院では鍼灸にこだわらず、これまでの経験で培った多くの技術を複合的に利用し、あなたにぴったりの治療法を提案いたします。
また鍼灸とともに、介護予防運動指導員の資格もありますので、祖母の介護経験、職業としての介護経験も含め、介護のつらいこと、ご相談に乗れることは協力させてください。

まずは、ご相談だけでも構いません。皆様のご来院、お待ちしております。