腰痛に限らずですが、しつこい痛みの中には、
体のしくみ（解剖学的に）に問題がないのに、
痛みを引き起こしているものがあります。

このような場合は、MRIで検査しても、レントゲンで検査しても
何も異常がない、と診断されます。

腰痛に限らずですが、このような痛みの場合、
心からの問題を疑います。

どういうことかと言うと、
「痛みの原因が心の問題にある」ということです。

以前にも書いたマーフィーの法則ともつながりそうな内容ですが、
脳が痛みを記憶してしまっている状態であったり、
傷めることで、体や環境にとってメリットがある、
と潜在意識で考えてしまっている場合などです。

手足の切断をした人が、
ないはずの腕や足が痛むことを幻肢痛、と呼びますが、
これらも、脳みそからの問題であると言えるかもしれません。

心の原因を取り除けると、痛みも消えてしまった、という経験があります。

臨床をしていると、人体の不思議を感じることは多いですが、
こういうケースでも、同じように感じますね。