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エピソード 膝痛 

症例

posted by admin

エピソード記憶の事例 膝痛
サイレントクレーマーは静かに消える。

どこかのお店を利用したとき、、
気に入らないことに対して、
わざわざ文句を言う人は少ないと思います。

治療院や整体、マッサージなどもそうで、
合わなかったら静かに消えるのです。

開業はじめのころ、
膝に水が溜まって、動けないレベルの人が来た時に、
一通りの説明をし、施術を行いました。

その方は体のあちこち緊張が強すぎて、
痛みを痛みとして感じていないような体の状態でした。

ひどすぎて、いちいち痛みを感じていては気が狂ってしまうからか、
脳が痛みを麻痺させているような感じでした。
硬い状態で確認していても、ゆるんだ状態を確認しても
「うーん、よくわからん」と仰っていました。
変化はしていたので、続けていけば良くなるだろうとは思いました。

その後膝が治るまで通っていただいていましたが、
5回目くらいの時に「実は・・・」とお話ししてくれたのが

「1回目の時に、
全然実感なかったから来るのやめようと思っていた。
その日の夜銭湯に行ったのだけど、
そのとき自然にしゃがむことができたことに気が付いた。
それまでは痛くて恐る恐るかがんでたのに、
自然にすっと膝をついてたことにびっくりして、
それでやってもらったことが効いているんだな、とわかった。
だから通っているんだよ」と。


その話を聞いたときは冷や汗が出ました。
自分の伝える力が悪くて、継続することを意識させられなかったのだと。
たまたま、本人が変化に気づけたからこそ、続いていたけど、
そうでなかったらこの人はもう来なかったのだろうなと。

変化があったからこそのラッキーでしたが、
戒めとして、教訓にしている出来事でした。

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