隠れた重症 隠れた浅症 2017-07-10 17:06:17
症例
人に備わっている免疫力というものは、
外部からの病原菌や、
病気と呼ばれる症状を引き起こす原因と、
戦うための力です。
一番わかりやすいのは、発熱です。
これは体温を上げることで、
体内で発生している細菌、
その他の害のある菌との闘いが起きている結果です。
発熱は体力を消耗しますから、
体がしんどいと感じますが、
お年寄りでは、発熱自体起こらないことがあります。
これは、体が熱を起こす力がなく、
細菌などを殺す力が働かない状態です。
この状態が続くとどうなるかというと、
ころっと亡くなってしまうことがあります。
小さいこどもなどは、
赤子のころから、うわーっとなるほど、激しい発熱を起こします。
これは体が元気なので、
細菌を倒しにかかるエネルギーが強いのです。
熱が出ると心配になるものですが、
こどもの発熱は、よほどのことがないかぎりは、元気な証拠です。
すぐに解熱をしてしまうことで、
中の病原菌に楽にさせてしまうので、
水分補給や、頭を冷やすなど、
安静にすることの助けをすることのほうが、病気は早く治ります。
気をつけなければいけないのは、
熱が上がりすぎることによる脳症だったり、
熱が上がっているだけでは起こらないであろう、合併症などです。
お年寄りの場合は、
表面的には現れず、深くで進行して、
重症化することが、死につながります。
健康でいられることは、
表面的なことだけでなく、普段の生活で作られます。
見た目元気でも、中では重症であったり、
見た目派手に病気が出ても、
実は治る段階なので軽症であったりということがあります。
最近不摂生かな?と自覚があるのであれば、
今、この瞬間からでも変えることができます。
いつまでも元気でお過ごしください。
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