お通じをよくしたら 便秘 2017-06-30 15:18:46
症例
介護職時代に、嚥下障害のおばあさんがいました。
水気をとると、呑み込めずにむせてしまうので、
寒天からお茶のゼリーを作り、
それを食べてもらうことで、水分摂取をしてもらっていました。
汚い話ですが、
そのおかげか、おばーさんは毎日が快調快便。
あまりにもきれいなうんこなので、感動すら覚えました。
野球で例えたら、
内野ゴロをグラブに収めて、
「ッアーイ!」とスローイングしたくなるくらいナイスな球状でした。
ボールになっていないときは、体調が悪いので、
その方の体内の調子はとてもわかりやすかったのを覚えています。
その感動を、当時便秘に悩んでいた叔母に伝えたところ
「私もやってみる!」と実践したようでした。
3か月後に会った時、お腹の調子どう?と聞いてみると、
「すごくいいよ、便秘にならん」と言われました。
その時に、腸の掃除には寒天がいいのだな、
とインプットされました。
治療院を始めて、
便秘の話になったとき、
寒天の話を勧めるようにしているのですが、
最近見た記事の中にも、
腸には脳細胞がたくさんあって、
食べたものが感情に現れる、というような、
大事な役割を果たしているということが書いてありました。
精神疾患の既往がある患者さんに、
食べたものとか、便通を聞くと、
食事はジャンクなものが多かったり、
便秘がちだったり、ということがあると感じています。
酷い人は、
7日~10日とかのレベルでした。
その患者さんには、寒天食べやーと勧め、
ひと月くらいで2日に1回はうんこが出るようになり、
最近はいろいろなことが非常に調子がよい、と報告を受けました。
気分物質であるセロトニンは腸に95%もあるということなので、
うつの理由のひとつには、
腸内がパンパンに詰まって、
活動の余地がない、ということもあったかもしれませんね。
便秘で悩む方は、一度試されてみるとよいでしょう。
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