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病院でこう言われる

院長雑記

posted by admin

患者さんに言われて思ったこと

病院に行ったら
「年だから治らんよ」
「年だからしょうがないよね」
「これでしばらく様子みましょう」
「また2か月後にきてくださいね」

首やら腰やら膝やら、
外科的な悩みで病院に行った人が言われる言葉。
うちに来た人に聞き取りすると、
だいたいの方が、病院で上のようなこと言われたと。

毎回思うのは、
それで帰してまた来てくれるって、
医者という肩書はとんでもない信用度だな、と。

視点を変えると、
日本人が生まれついて成長する過程で、
”気が付いたら”熱心に信仰する宗教くらいには、
医師のいうことって信用しているよなと。

まちのマッサージ屋や、
種々の治療院で同じことを言ってみましょう。
・・・一発で二度と来なくなりますね。


私のスタンスとしては、
西洋医学全否定ではないので、
外科的内科の検査については、やってもらっていたほうが、
自分のところに来たときに助かります。

最初から駆け込まれた場合に、
外科の場合実は背骨の圧迫骨折していたとか、
遊離骨折していたとかは、
私ではわからんときがあるからです。

膝なども、はっきりした骨の異常があるかないかは、
検査してもらっていたほうが助かります。


実際、体の知識としては、
医師になる勉強は想像もつかないくらい大変なのはわかります。
基礎生理学や解剖だけでひいひい言っていた自分には、
医師になるのはまず無理であろうと想像つくからです。

ただし、専門性という点に関していえば、
我々コメディカル(パラメディカル)が力になれることも多く、
病院行っても何も変わらん、という方が、
うちのようなところに辿りつくことがあります。

ポッと出の鍼灸師の信用の程度というのは、
スズメの涙程度のところからのスタートではありますが、
信頼を作っていって、紹介をされて、
また関係を築いていくというのが、
非常に楽しく、またうれしくもあります。

故人となっているうちの祖父は、
革命家もどきの危険人物だったのですが、
家族に名言というか、家訓みたいな言葉をいくつも残しています。

その中で一番好きな言葉が

「1の信用を得るには、10の努力をしろ」

大人になった今でも、この言葉はいつも意識しています。

私の性分として、母親似のおせっかい気質があります。
心のテリトリーにガンガン接近していくので、
嫌っていく人も多いですが、
逆に、深く深く信用してくれる人もいます。

癖の強い人間ですので、縁があった人には感謝感謝でございます。

今後も初心忘るべからず。
医者を超えるまではいかずとも、信用度が
「あそこに行ったらええよ」と言ってもらえる人になりたいし、
期待に応えられる人になっていきたいですね。 

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