では実際に、疲労を回復させるには？

それは、まずは血流を回復させることです。
鍼刺激は、科学的には、
刺したところに血が集まり、血流がよくなるということは証明されています。

眼の治療の場合ですと、
眼球に刺すわけにはいきませんから、
眼の筋肉に近いところ、首の後ろ側などに刺すことになります。

頭に上がってくる血液は、
頸動脈と言われるところ（椎骨動脈）から、頭蓋骨の中をとおり、眼の中に分かれて届けられます。
首の後ろの刺鍼によって、筋肉が弛緩（ゆるむ）ことによって、
血液の届きやすさが変わり、反射でも血流量があがるため、
一時的に充血するようになりますが、新鮮な血液がたくさん目に登ってくるようになるのです。

眼の回復のための治療は、
私も自分自身でやることがありますが、
終わった後、世界が明るく見えます。

患者さんも同じように感じますので、
自分だけの体験ではないことがわかります。

眼精疲労であるならば、よくなることが多いですから、
お困りの方はぜひ相談してみてください。