眠れない理由は人によって違いますが、
現代人にとっては、精神的に疲れて眠れない、
というケースが増えているように感じます。

これは自律神経の疲労という点に注目いたしますが、
自律神経とは交感神経、副交感神経という２つの神経からなり、
わかりやすく言えば、
交感神経は活動しているときに強くなるもの
副交感神経は休んでいる、リラックスしているときに強くなるもの　です。

眠れないという場合、
休まなくてはいけない状況でも、
交感神経が優位（強く）なっているため、
休もうとしても休めない、
という切り替えができない状態です。

なぜそうなるかというと、
眼や五感から感じる刺激が、
寝る時間にまで入ってくるという、
現代型の生活に原因があります。

昔の人は太陽が昇る前に起き
太陽が沈めば眠る
という生活をしていました。

人のDNAなのか、
人間は朝起きて夜眠る生活を標準のサイクルとしています。

現代は夜になってもテレビ、スマホ、PC、電球など
眼や脳に刺激を与えるものにあふれています。

眠れない、という方は、
まず、光を遮断し、音は自然の音や、無音の環境で過ごしてみる、
ということを試されるとよいでしょう。