虚の理論は、真似してできるものと、
できないものがあるので、
できないもの、
フィーリングが合わないものは追いかける必要がないと考えています。

最近面白いと感じる発見は、
日本ではオカルトとしてひとくくりにされていることも、
海外では研究がたくさんされていて、
輸入された方法などが広がっていることです。

どういうことかというと、
システマチックに、
日本でいうオカルトな方法を、
伝授する手段が増えている、ということです。

人間の能力開発のノウハウが進んできた結果、
治療の分野でも、
特異的な能力（に見える）
を普通だった人が手に入れられる時代がきたということです。
アイテムを得ることで利用可能になる気功の力や超能力とおなじく、
治療でも、修行せずに、
簡単にすごい能力が手に手に入ることが増えてきたのですね。

ギャンブルや宝くじで大金を手にしたときと同じように、
常識から考えられないお金、力を手に入れると、
人の心身と生活は崩れてしまいがちです。

気の世界では、「俺すごいんだぜ、俺を尊敬しろ」みたいに、
自分の力でないものを、さも自分がすごくなったように感じ、
尊大になり、性格も変わってしまった人を何人も見ました。

自分も、ある意味踏み込んだなーと感じる時期がありました。

鶴田先生が「そういう人は魔境に落ちる」と仰っていましたが、
話を聞いた時、自分の経験を振り返り、
まさにそうだな！と膝を打ちました。

いまだ精進の途中ですが、
運がいいので、すごい技術やエネルギーには、
これからも出会いの場があると思います。

すぐに調子に乗ってしまう私は、
尊大にならないように、特に気を付けたいところですね。