体の治るしくみ 2017-06-06 15:00:23
院長雑記
体の状態を説明するのに、
比喩を用いることがあります。
車が好きな人には、車で例えました。
膝、肘、肩とか、
頭、腰、足首とかが
それぞれ
エンジンやラジエーター、タイヤなどのパーツだとすると
それを交換したり、メンテナンスすることはできます。
ただしそれは、車体のフレームが整っていることが前提で、
例として挙げるなら、交通事故に遭った車は、
前なり、横なり、後ろがへこんでしまっています。
その状態では、中に納まっているパーツはどうなりますか?
たとえばエンジンだとしたら、
圧迫されすぎて破壊されるかもしれないし、
色々な配線が、断線した状態かもしれない。
納まるところに納まっていないのだから、
仮に新しい部品を差し込んでも、はまらないか、
使えないか、すぐに壊れますよね。
ですから、まずフレームがしっかりした状態で、
パーツを替える作業をしましょう。
というような説明をしたと思います。
軽症であれば、
パーツの交換作業だけで、よくなりますが、
重症ですとそうはいきません。
酷い状態が治っていかないのは、
何がフレームをゆがませているかを、
きちんとわかっていない状態で治そうとするからなのです。
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