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五行の色

院長雑記

posted by admin

自分人体実験。

先日蓄膿症になる前あたりから、黄疸が酷くなりました。
皮膚の色が明らかに黄色く、特にてのひらに黄色を感じます。

黄疸になる理由は、みかんの食べ過ぎなどを除けば、
ビリルビンがなんらかの理由で血液中に増加して出る状態です。
肝臓、脾臓、胆のうの障害などや、
先天的な理由、疲労の蓄積などで出ることもあります。

理由は様々あると思うのですが、
3か月前の血液検査で異常がなかったので、
潜在的重症の可能性はあれど、
あきらかな検査的自覚症状(背中が痛くなる等)がみられないので、
脾臓なり、すい臓なり、胃腸の疲労によるものではないかと思っています。

中医学の五行では皮膚色や顔色などの色を

五色 青 赤 黄 白 黒

と表しています。

対応している臓器は
五色 青 赤 黄 白 黒
五臓 肝 心 脾 肺 腎

となり、それぞれの臓器が悪いと、その通りの色が顕れます。

実際、意識して人の顔を見ていると、
かなりの確率で当てはまっていると感じます。

たばこの吸いすぎの人で、
肺の強さがたばこの害に負けている人などは、顔が真っ白であったり、
喘息気味、呼吸器が弱い人も白い人が多いです。

心臓疾患がある人は上気しやすく、赤っぽい顔の人が多いです。

透析患者や、腎炎、腎臓の不調を訴える人は顔色が黒いです。

黄色は脾(直接臓器のみを指さず、胃腸、すい臓なども含む)
の状態が悪いと表れるとされています。

すべてが当てはまっているとは思いませんが、
ある程度、どのような状態であるかの類推には役に立ちます。

そこから自身を振り返ると、
先日書いたように不摂生のたまものであるので、
黄色が出てもおかしくないなと。

実体験として感じるのは、
胃腸に負担をかけると、黄色が戻ってきたり、
お灸や鍼で治療をすると、
赤みのかかった正常な色が戻るということです。
色が戻るのは、良い方向に体が働いていることを実感できてうれしいものです。

治療場所もあちこちに試しておりましたが、
体の正中線(体を正面から真っ二つに割る線)
上の募穴(そういう名前の基準点)にお灸をすえると、
すぐに体の色がよくなるのを発見しました。
自分にとっては、これが治療点になるのだな、と、観察しておりました。

皆さんも子供のころから、
人や自分の顔をみたときに「顔色悪いね?」と、言ったり、
言われたりしたことがあると思います。
潜在的に、人の状態を察知する能力が人間にはあるはずで、
顔色や皮膚などはそれを如実に表しているのでしょうね。

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