寒くなってくると、体がこわばり、肩をすくめたように歩くことが増えてきます。
10年以上に渡り人の体を触っていて、気づいたことはたくさんありますが、
肩こりの人の中では、
湯船に漬かるか、シャワーだけで済ませる人かで、
確実に肩こりの酷さに差が出ています。

湯船に漬かる人のほうが、肩こりの程度は軽く、
シャワーで済ませる人のほうが、肩こりの程度が重くなります。

これは血の巡りを考えれば当然の結果ではありますが、
体が温まっているほうが老廃物の排出が進み、
体内の毒素は抜けていきます。
筋肉に運ばれる血液量も変わりますので、
温まる時間が短いことで、固くなっていきます。

当然普段の運動量であったり、生活習慣も大きな原因ではありますが、
同じ条件で生活している場合では、
シャワー派、お風呂派で確実につらさは違うことは言えるでしょう。

お風呂に入るのが億劫、すぐにのぼせてしまうから入れない、という方は、
目元と、首の後ろを温めるようにしてみましょう。

お金をかけない簡単な方法としては、
濡れたタオルを絞り、電子レンジで40秒ほど温めて、蒸しタオルを作りましょう。

これを目元や首筋に当てて温めるだけでも、
眼の疲労などには、ずいぶん楽になるのを実感できると思います。

長持ちさせるには、フリーザーパックなどに入れて使用すれば、
10分以上温かいままなのでお勧めです。