呼吸がしずらい、寝ているときに呼吸が苦しいなどの症状があります。
胸郭（肋骨で囲まれたエリア）が狭まっているというのは、
物理的な理由で息苦しさを感じます。

しかし、そうではないのに、特定の場合に息がしずらいという場合は、
骨格や筋肉の問題だけではないかもしれません。

中医学的にみると、
肺の問題（これは現代医学でも考えられます）であったり、
心の問題であったり、
胃の問題であったり、肝の問題で起こることが考えられます。

何かの症状が起きていることは、
何かが起こったことの結果ですので、
一部分だけでなく、全体を見るようにすると、
異常に感じる部分が見られることがままあります。

胸苦しさや息苦しさは
気の疎通がよくなれば通る、という理論で考えると、
経絡の流れ、気の流れが整うと、楽になります。

なぜそうなるのか？ということは、
現代医学ではまだ確実にわかってはいませんが、
結果として、そうなるのが鍼灸をやっていても、不思議に感じるところですね。