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鍼灸はプラシーボ?2

院長雑記

posted by admin


当然、科学的にも研究はされておりまして、
現在ではわかっていることもありますし、
まだわかっていないこと、もあります。

はっきりと検証されているのは、
フレア現象といい、鍼を刺したところの周辺が赤くなっている状態のとき、
血流量が増加、筋肉の弛緩が起こるということです。

お灸にしても、すえることで、
体内の白血球数が増えるという結果が出ています。

どちらも、
人の体の理屈からしてみれば、
体にとってよいことははっきりしています。

まだわかっていないこととしては、
経絡と呼ばれるものの存在が、科学的に証明できないことです。

私は経絡治療をメインとして行っておりますが、
解剖学的なつながりからすると、
筋肉も骨も、遠く離れたところの刺激で、目的の場所が変化します。

最近の研究で言われているのは、
その位置にある筋膜(筋肉を包む膜)を通して、電気信号が伝搬し、
対象の位置に反射するのではないか、とのことです。
この理論はかなり納得しているので、そうではないかと思うものの、
それだけでは説明がつかない現象もあるので、
まだ、未明である部分だと考えています。

とりあえず、私は相手の体が楽になるのであれば、
鍼灸にこだわらず、良い方法を選択すればよいと考えております。
門を叩いていただいて、縁のできた方には、
自分のできることをするだけですね。


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